「Indeeed(インディード)広告ってどんな広告?」「効果的な運用方法を教えてほしい」このような悩みを抱えていませんか。Indeed広告は、有料オプションサービスである「スポンサー求人」のことを指します。
この記事では、そんなIndeed広告の仕組みに加えて、運用のコツについても解説。社内にIndeed広告に関する知識やノウハウがないという場合は、ぜひこの記事で把握しておきましょう。
Indeed広告の仕組みとは
Indeed(インディード)には、無料掲載枠の他に有料掲載枠が用意されています。有料掲載(スポンサー求人)を活用することで、Indeedでの採用活動が行いやすくなり、求める人材を効率的に獲得しやすくなります。
こちらではIndeed広告(スポンサー求人)の種類や仕組み、多くの企業が有料掲載を活用する理由について解説します。今後Indeedでの広告掲載を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
Indeedは求人検索エンジン
Indeed(インディード)は求人サイトではなく、求人に特化した検索エンジンです。
独自のアルゴリズムを持ち、クローラーと呼ばれるロボットが求人サイトや採用ページなどWeb上の様々なサイトを巡回しています。
そして収集した情報の中から、Indeed内で検索したユーザーのニーズに合わせた求人情報を表示する仕組みです。同じく検索エンジンであるGoogleやYahoo!をイメージすると分かりやすいでしょう。
求人検索エンジンのIndeedはクリック課金型広告のみ
Indeed(インディード)では、「スポンサー求人」というクリック課金型の広告掲載をすることが可能です。無料掲載に比べて検索結果への表示回数が多くなったり、検索上位に表示させやすくなったりするため、求職者へのアピールを行いやすくなります。
クリック課金型広告の仕組み
Indeed(インディード)広告の「スポンサー求人」は、クリック課金型です。ユーザーに広告をクリックされて初めて費用がかかるため、基本的な掲載料金や成果報酬などの費用は発生しません。
Indeed広告の主な仕組みは、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
掲載場所 | Indeed検索結果画面 |
費用の仕組み | クリック課金制 |
広告運用方法 | 予算・終了日を設定して運用※いつでも変更・停止が可能 |
なぜIndeedを活用する企業はクリック課金型広告を活用するのか?
Indeed(インディード)では無料掲載枠があり、有料掲載をしなくても求人情報を掲載することができます。またIndeedに登録しなくても、クローラーに自社サイトの採用ページを認識させることができれば、求人情報を自動的にIndeedに掲載できる方法もあります。
それではなぜ、多くの企業は有料掲載(スポンサー求人)を利用するのでしょうか?その理由として、以下のメリットが考えられます。
- クリック課金型のため費用を最低限に抑えられる
- Indeedの検索結果上位に表示させやすくなる
- すぐに始めることができて任意のタイミングで止められる
- GoogleやYahoo!などのリスティング広告よりも安く継続しやすい
先述した通り、Indeedでは無料掲載でも求人情報を検索結果に表示できる可能性はあります。ただしアルゴリズムが公開されておらず、検索結果に表示させるための確実な方法はありません。
一方で有料掲載であれば、自社の求人票を高い確率で求人検索結果の上位に表示させることが可能です。しかも、クリック課金以外の料金は発生しないため、費用も抑えられます。
つまりIndeedの有料掲載は、予算を抑えつつ効率よく求職者へアピールできるため多くの企業が活用しているのです。
Indeed広告(スポンサー求人)の効果とは
「Indeed(インディード)広告って本当に効果があるの?」と疑問に思うかもしれません。Indeed広告(スポンサー求人)を利用するにあたってコストがかかるため、利用するかどうかは慎重に判断したいところです。
結論からお伝えすると、Indeed広告はしっかりと効果を得ることが可能です。短期間で多くの採用実績を得られたケースも多く見受けられます。
Indeed広告の効果について、無料掲載との比較や費用対効果・時間対効果などの観点から解説します。
無料掲載との比較(クリック率・応募者数・成約数)
Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)を利用した場合、無料掲載と比較して大幅な時間の節約が期待できます。
クリック数で見ると、有料掲載の場合は無料掲載の3.5倍ほどの効果が見込め、無料掲載だと3〜4ヶ月かかるクリック数をわずか1ヶ月ほどで集めることが可能です。
それではクリック率・応募者数・成約数の比較についても見ていきましょう。無料掲載の場合と比較してみると、以下のような違いが見られます。
■クリック率
有料掲載では、あらゆる関連キーワードの検索結果で表示されるようになります。つまり、幅広いユーザーへ求人情報を露出することが可能です。
例えば、求人情報に対する直接的なキーワードだけでなく、「未経験者歓迎」のような一般的なキーワードでも表示させることができます。その結果、ユーザーとのマッチ度が高くなり、クリック率が高くなる傾向にあります。
言い換えれば、潜在層のユーザーへもアプローチできるようになるのです。
■応募者数
先述した通り、有料掲載は無料掲載と比較して顕在層から潜在層のユーザーまで幅広くアプローチすることが可能です。露出頻度が増えるため、必然的に応募者数アップにつながります。
実際に有料掲載をした場合の応募者数は、無料掲載の2倍以上になる傾向があります。
■成約数(採用数)
成約数については企業側の採用基準に左右される部分が多いですが、応募者数が増える分、有料掲載の方が成約数が多くなる傾向にあります。
もちろん無料掲載でも採用につなげることはできますが、短いスパンでより多くの応募を獲得したい場合は有料掲載がおすすめです。
一方で、採用期間に余裕があり、予算をかけず長いスパンで採用を行っていきたい場合は無料掲載を選択するのが良いでしょう。
広告運用での費用対効果
業種や目標採用人数・待遇・勤務地などによって様々ですが、Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)では自社の求人情報が、求職者が見やすい位置に高い頻度で掲載されます。
また、Indeed広告の大きな利点は、クリック課金型のため必要最小限の費用で抑えられること。
他の期間掲載型の求人媒体のような掲載料や成果報酬などは発生しません。そのため、早く採用が決まれば、その分コストを抑えることが可能です。
Indeedでは有料掲載をいつでも中断できるため、採用人数に達すれば無駄な費用がかかることも防げます。
そのような要因で、費用対効果の面では、一人当たりの採用単価が他の期間掲載型の求人媒体の広告などに比べて格段に低くなります。
広告運用での時間対効果
時間対効果については、有料掲載をすることで大きな結果を得られるでしょう。実際に、有料掲載を利用することで、以下のような効果が得られた事例があります。
20名を超える応募を獲得し、2ヶ月で10名の採用につながった。
このように有料掲載は、短いスパンで多くの応募者を獲得したい場合に重宝する手段です。
有料掲載(スポンサー求人)を利用して効果のあった企業の声
ここでは、実際に有料掲載(スポンサー求人)を利用した企業の声を一部紹介します。利用するにあたっての参考にしてください。
費用もタイミングも必要に応じて変更できるので、大変効率が良いと感じる。
全体の採用コストは半分以下になって、応募数は2倍以上に増加した。
今までのコストの1/5で採用に成功した!
Indeed(インディード)広告を利用した企業の評判の中で印象的なのは、コストを抑えて効率よく採用につなげられたという意見です。
他の大手求人サイトでは掲載期間に応じて掲載料が発生するため、長く掲載すればするほどその分コストがかさみます。
一方でIndeedの有料掲載は、いつでも予算を変更したり掲載を停止したりすることが可能。掲載のタイミングを企業の都合に合わせて柔軟に調整できることが、採用活動の効率性アップにつながっていると言えるでしょう。
Indeed広告の「スポンサー求人」を自社で運用する方法
Indeed(インディード)では求人情報を無料掲載できますが、思い通りの結果を得ることは難しいでしょう。効率よく応募者を獲得するためには、スポンサー求人(有料掲載)の活用がおすすめです。
とは言っても、初めてIndeed広告を掲載する場合はどのように運用すれば良いのか迷うのではないでしょうか。そこで、Indeed広告の運用方法について解説します。
もしこれから自社で運用したいと考えているなら、以下の手順で実施していきましょう。
- 求人票の原稿を作成。
- シミュレーションを行い、最適な予算を設定する。
- 掲載開始。
- 表示回数、クリック数、クリック率などの数値の動きを分析する。
- 数値が悪い箇所に合わせて、求人票の内容を改善。
- 4.5でPDCAを回して、応募数・採用数の最大化を図る。
それでは、各項目について解説していきます。
自社運用の流れ:①求人票の原稿を作成
まずは原稿となる「求人票」を作成する必要があります。その後、無料掲載か有料掲載かを選択することができるので、有料掲載を選択しましょう。
自社運用の流れ:② シミュレーションで最適な予算を設定
有料掲載では、予算と期間を自由に設定することが可能です。Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)で発生する費用はクリック課金のみで、ユーザーが広告をクリックした場合のみコストがかかります。
クリック単価やIndeedの応募率、自社の採用率などをもとにシミュレーションを行い予算を決めていきましょう。ちなみに、職種や地域によって異なりますが、Indeed広告のクリック単価・応募率の相場は以下の通りです。
クリック単価 | 応募率 |
---|---|
100〜300円 | 0.5〜1% |
例えば、以下のような数値を仮定してシミュレーションしてみます。
- クリック単価:100円
- Indeedの応募率:0.5%
- 自社の採用率30%
- 採用予定人数:5人
この場合の予算は約340,000円となります。ただし、これはあくまで目安でしかないため、実際に運用しながら予算の調整を行うのが大切です。
自社運用の流れ:③掲載開始
予算が決まったら、予算の金額を入力し有料掲載(スポンサー求人)を開始していきます。予算を入力する際は、平均日額と月額の2種類で設定可能。有料掲載終了日も任意で設定できます。
予算の変更や有料掲載の休止・終了は、ダッシュボードからいつでも行うことができます。
自社運用の流れ:④ 表示回数・クリック数・クリック率などの数値の動きを分析
有料掲載を開始するとパフォーマンスレポート機能を利用できるようになります。このパフォーマンスレポートでは、求人票ごとのクリック数・表示回数・クリック率・応募あたりの費用などのデータを確認することができます。
自社運用の流れ:⑤数値が悪い箇所に合わせて求人票を改善
パフォーマンスポートを確認しながら改善ポイントを洗い出し、随時求人票や内容を改善していきましょう。改善できる項目として考えられるのは、職種名・求人キャッチコピー・原稿内容・予算などが挙げられます。
例えば、表示回数は多いのにクリック率が低い場合は、職種名を分かりやすく書き換えることで改善できる可能性があります。またクリック数はあるのに応募数が伸びない場合は、原稿内容に問題がある可能性が考えられるでしょう。
自社運用の流れ:⑥4・5でPDCAを回して、応募数・採用数の最大化を図る
パフォーマンスレポートの数値をもとに改善を図ることで、Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)の効果を最大化させることができます。初めから100%の成果を上げることは難しいので、少しずつ効果を高めていきましょう。
スポンサー求人の運用のコツ
続いて、Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)運用のコツと注意点について解説します。解説する運用のコツと注意点は、以下の通りです。
運用のコツ | 注意点 |
---|---|
予算管理を行うことで効果最大化を図る。 求人票の内容を編集し、応募数の最大化を図る。 求人キャッチコピーや画像を使いこなし、無駄なクリックを防ぐことで料金を抑える。 どの数値の動きが悪いかで改善する箇所を変更する。 | シミュレーションにより最適な広告予算を設定する。NGワードに注意する、職種名の記載に注意する。 |
各項目について解説しますので、これからスポンサー求人を運用する予定の方は、把握しておきましょう。
運用のコツ
まずは運用のコツについて解説します。スポンサー求人は、運用する中で得られるデータをもとに予算の調整や求人票の修正などを行うことがポイントです。
■シミュレーションにより最適な広告予算を設定する
Indeed(インディード)スポンサー求人を運用する前にシミュレーションを行い、予算を決める必要があります。予算を決める際に考慮すべき項目は、以下の通りです。
- クリック単価
- 応募率
- 自社の採用率
- 採用人数
採用率と採用人数については企業によって様々です。クリック単価と応募率は、Indeedの相場を目安にするといいでしょう。Indeedのクリック単価と応募率の相場は、次のようになっています。
クリック単価 | 応募率 |
---|---|
100〜300円 | 0.5〜1% |
クリック単価は職種や地域によって異なりますので、あくまで一つの目安として参考にしてください。
■予算管理を行うことで効果最大化を図る
有料掲載(スポンサー求人)をする際は、パフォーマンスレポートのデータをもとに予算管理を行うことがポイントです。先の項でクリック単価の相場について記載しましたが、このレポートでは求人ごとの平均クリック単価を把握できます。
予算の変更はいつでも行えるので、平均クリック単価を定期的に確認しながら最適な予算設定を行っていきましょう。
■求人票の内容を編集して応募数の最大化を図る
クリック数はあるにも関わらず応募率が伸びない場合は、求人票の内容に問題があることが考えられます。求人票で改善できる項目としては、以下のことが挙げられるでしょう。
- 原稿の内容
- 適切なキーワードが使われているか
- Indeedカンタン応募を利用しているか
例えば、適切なキーワードが使用されていない場合は、自社とマッチ度の高い応募者へ露出されにくくなるため、応募へつながらない可能性が高まります。その場合は、ユーザーがどのようなキーワードで検索するかを調べ、原稿内で使用する言葉を変えてみるのがおすすめです。
■求人キャッチコピー・画像で無駄なクリックを防いで料金を抑える
求人キャッチコピーと画像は、応募者が求人ページを開く前に確認できる項目です。このキャッチコピーと画像を適切かつ魅力的なものにすることで、自社とマッチ度の低いユーザーのクリックを防止できます。
Indeed(インディード)スポンサー求人はクリック課金制のため、無駄なクリックを防ぐことで費用対効果を高めることができます。
■どの数値の動きが悪いか分析して改善
パフォーマンスレポートの数値をチェックし、どのデータの伸びが悪いかを随時把握することが大切です。例えば、クリック数が伸びないのであれば、職種名やキャッチコピーを変えることで改善される可能性があります。
このように実際のデータをもとに改善していき、応募数・クリック率などの数値を最大化していきましょう。
注意すべきNG項目
続いては、有料掲載を行う上で注意すべき項目についてです。注意すべき項目としては、以下の2つが挙げられます。
- NGワード
- 職種名の記載
各項目について具体例も記載しながら解説していきます。
■NGワードに注意
求人広告には、掲載労働基準法や男女雇用機会均等法・雇用対策法など遵守すべき法律があることに注意が必要です。そのため、性別や年齢を差別するような表記はNGとなります。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
NGワード | OKワード |
---|---|
主婦歓迎 | 主婦(夫)歓迎 |
営業マン | 営業スタッフ |
カメラマン | フォトグラファー |
〇〇歳まで | (例)20代・30代の若手が大活躍中 |
健常者に限る | (例)50キロ程度の荷物の運搬業務を伴います |
ただし実際のところ企業としては、求めるスキルを備えた人材からの応募が欲しいところですよね。そこで、表記方法を工夫することで、ターゲットとなる人材を集めやすくできます。
例えば、若い人材を集めたい場合に「30歳まで」と記載するとNGですが、「20代・30代の若手が大活躍中」と記載することで若手中心の会社だということをアピールできます。また、画像に若い社員が働いているイメージを使うのも一つの手です。
■職種名の記載に注意
職種名を記載するときは、シンプルで簡潔な表記でなければなりません。Indeed(インディード)は求職者ファーストな媒体のため、職種名に関係ない情報を入れると質の悪い求人と見なされる可能性があるので要注意です。
実際に、Indeed公式ページでも職種名の表記について、以下のように解説されています。
職種名は極力シンプルに、そして仕事内容が伝わる表記となるよう以下の2点を意識しましょう。
仕事内容に直接関係のない文言は入れない
参照元:Indeed 特殊な社内用語や専門用語も使用を避け、一般的な表現を使う
では、どのように記載するのがいいのでしょうか?具体的には、以下のようなシンプルで簡潔な職種名が適切な表記となります。
- 医療業界向けのDX営業
- 美容用品の法人ルート営業
- セールスリーダー
- Web広告の提案営業
- 新店舗の企画営業
他の求人サイトで「未経験歓迎!」「オープニング募集!」などという文言が職種名と一緒に入っているケースを見かけたことがあるかもしれませんが、インディードの職種名欄ではそのような職種と関係のない記載は避けるべきです。求めるスキルや経験などは適切な欄に記載しましょう。
とにかくシンプルかつ分かりやすく、仕事の内容が伝わることを意識することが大切です。
スポンサー求人のデータ分析をして費用対効果・時間対効果を上げる
スポンサー求人は、データを分析し正しく改善することでその効果を最大化することが可能です。そこで、以下ではスポンサー求人の費用対効果と時間対効果を上げる方法について解説します。
スポンサー求人を効果的に運用するために役立つおすすめのツールもご紹介しますので、そちらも併せて参考にしてください。
効果を上げるためのデータ解析の項目と改善ポイントを解説
スポンサー求人の効果を高めるために見るべき項目は、以下の通りです。
- 表示回数
- クリック数/クリック率
- 応募率(応募開始率)
各項目の数値によって改善すべき項目が異なりますので、それぞれの改善ポイントについて解説していきます。
■表示回数が少ない
表示回数は、Indeed(インディード)の検索結果に表示された回数を表します。表示回数が少ない場合の対処法としては、以下の2つの手段があります。
- 予算を上げる
- キーワードを追加する
1つ目の手段は、予算を上げることです。単純に予算を上げればクリックできる枠数を増やせるため、表示回数を上げることにつながります。
2つ目の手段は、キーワードを追加することです。自社の求人に関連の高いキーワードを求人キャッチコピーや原稿内容に加えることで、ヒットする検索キーワードの幅を広げられます。
■クリック率を上げてクリック数を増やす
クリック率は、検索結果に表示された回数のうち、求人がクリックされた割合を示します。クリック数は、単純にその回数のことです。
クリック率は、以下の4項目を活用して、求人内容を分かりやすくかつ魅力的に伝えることで改善できる可能性があります。
- 職種名
- 画像
- 求人キャッチコピー
- タグ
職種名は、求人ページで一番上に表示されユーザーが必ず見る項目です。職種名を記載する際は、仕事内容がパッと見で伝わることを意識するのがポイント。文字数としては30文字以内が推奨されています。
画像については、掲載している求人と掲載していない求人が分かれますが、視覚的な差別化を図れる手段の一つです。画像はあった方がユーザーの目を引けるため、クリック率の向上につながりやすいでしょう。
求人キャッチコピーは、求人内容の魅力を短い文章で簡潔に伝えられる項目です。「ダブルワークに最適」や「月間〇〇万PVの大手メディアでのライティング」など、求職者が魅力を感じるフレーズを入れるとクリック率を高めることにつながります。
■応募率を上げる(応募開始率を上げる)
応募率は、求人を閲覧したユーザーのうち求人へ応募した人の割合を指しますが、その前のステップとして「応募開始率」があります。
応募開始率=検索結果に表示された回数のうち求人がクリックされた回数(クリック数)/「応募画面に進む」or「応募先へ進む」というボタンが押された回数(応募開始数)
応募率を高める指標として応募開始率を高めていく必要がありますが、効果的な方法として「Indeedカンタン応募」機能を活用する方法があります。
Indeedカンタン応募とは、履歴書不要で応募できるIndeed(インディード)独自の機能です。ユーザーにとって応募のハードルが大幅に下がるため、応募開始率のアップが期待できます。
応募数が多くなることは良いことですが、求める人材からの応募が少ない場合、「indeedカンタン応募」を見直し、履歴書応募や応募施策の設定を活用してください。
スポンサー求人運用に欠かせないおすすめツールを紹介
スポンサー求人を効果的に運用するために、おすすめのツールをご紹介します。これから紹介するツールを活用することで、スポンサー求人の効果を最大化するために必要なデータが収集できます。
■Indeedのアナリティクスと採用市場レポート
Indeed(インディード)のアナリティクスと採用市場レポートの2つのツールによって、広告運用の現状と採用市場の現状を把握することが可能です。
アナリティクスでは、求人のパフォーマンスをチェックできます。把握できる項目は、主に以下の6つです。
- 表示回数
- クリック数
- クリック率
- 応募開始数
- 応募開始率
- 応募数
そして、採用市場レポートでは職種(職種カテゴリー)ごとの採用市場データを確認できます。把握できる項目は、以下の通りです。
- 市場トレンド
- 採用難易度スコア
- クリックされた求人数
- 求人をクリックした求職者数
- 求人あたりの求職者数
- 求職者のデバイス
- 平均給与
- 採用企業数
- クリック数上位の人気検索キーワード
採用市場レポートを活用して応募する職種の規模感を把握することで、自社の求人の現状の良し悪しを判断する一つの基準になるでしょう。
■ラッコキーワード・Google キーワード プランナーなどの分析ツール
ラッコキーワードやGoogle キーワード プランナーは、原稿に入れるキーワードを調べる際に重宝します。1つのキーワードを検索すると、関連キーワードや複合キーワードが同時に表示されるため、盛り込むのに効果的なキーワードを手早く見つけられるでしょう。
Google キーワード プランナーに関しては、大まかではありますが月間検索数も調べられます。検索数が多いキーワードほどユーザーの使用頻度が高いことを意味するため、職種名や原稿に入れ込むキーワードを判断する一つの手段として重宝します。
■主要求人媒体(リクナビ・マイナビ・dodaなど)の検索窓を活用
Indeed(インディード)以外の主要求人媒体の検索窓を活用して、ユーザーが検索するキーワードを見つけるのも一つの手です。方法はとても簡単で、求人サイトの検索窓に自社が応募する職種名を入力するだけ。入力すると予測候補キーワードが同時に表示されます。
予測候補キーワードはユーザーが実際に検索しているものなので、職種名やキャッチコピー、原稿の内容に取り入れていきましょう。
自社運用での最適化が難しい場合はスポンサー求人に特化した運用代理店に任せる
スポンサー求人を効果的に運用するためには、分析とPDCAを繰り返すことが重要です。時間と労力、そして専門的な知見やノウハウなどが必要となります。
そのため、「自社に専門的な知識を持った人材がいない」「人的リソースが足りない」といったケースから、自社での運用が難しいと考える企業も少なくないでしょう。
そんな悩みを抱えている場合は、Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)の運用代理店(認定パートナー)に任せるのがおすすめです。自社に専門的な知見やノウハウがなくても効果的な運用を実現でき、大幅な時短にもつながります。
>>【Indeed認定パートナー】おすすめ24社!プラチナム・ゴールド・シルバープラス・シルバー
自社運用・代理店運用を判断するチェックポイント
代理店運用はコストがかかるため、慎重に判断したいところです。しかし、何を基準に判断をすれば良いのか迷う方も多くいるでしょう。
もし判断に迷った場合は、以下のポイントをチェックするようにしてみてください。
- 求人活動は長いスパンで行う予定?
- 自社にIndeed広告に詳しい人材はいる?
- 社内の人的リソースに余裕はある?
- Web広告やSNS広告などの知見やノウハウはある?
- 求人に多くの予算をかけられる?
それでは各チェックポイントについて解説していきます。
■求人活動は長いスパンで行う予定?
人材の獲得を急いでおらず、求人活動を長いスパンで行うことを考えている場合は、自社で運用する方がいいでしょう。なぜなら、運用代行へ依頼するコストを節約できる上に、Indeed(インディード)広告運用の知識やノウハウを自社に蓄積できるからです。
しかし、短期的な運用で人材を獲得したい場合は、代理店運用を選択することをおすすめします。知識やノウハウがなくても、すぐに効果的なIndeed広告の運用を開始できます。
■自社にIndeed広告に詳しい人材はいる?
当然ながら、Indeed広告に詳しい人材がいない場合は、代理店へ依頼する方が効率的です。自社で運用した場合には、PDCAを回しながら効果的な運用方法を学んでいく必要があるため、どうしても時間的・人的コストが多く発生してしまいます。
■社内の人的リソースに余裕はある?
Indeed広告の活用には、求人票の作成や広告の分析・戦略立案などの手間がかかります。さらに、戦略をもとにPDCAを回しさらに分析・改善を継続的に行っていくことが必要です。
自社に人的リソースがない場合は、代理店へ依頼することで社内リソースを割くことなく求人活動を行えます。
■Web広告やSNS広告などの知見やノウハウはある?
Indeed広告の経験はないけど、Web広告やSNS広告を運用したことがあるという方はいるのではないでしょうか。Web広告やSNS広告でクリック課金制の広告運用を行った経験がある方は、Indeed広告にも応用することができます。
一方で、Web広告やSNS広告の運用経験がないという場合は、代理店(Indeed認定パートナー)へ依頼するのがおすすめです。
■求人に多くの予算をかけられる?
Indeed広告の代理店は、運用しながらPDCAを回し効果を最大化していきます。そのため、予算が少ないとしっかりと分析・改善を行うことができず、大きな効果を得ることは難しくなってしまいます。
予算をそこまで多くかけられないという場合は、自社で運用し知識やノウハウを蓄積しながら、長い期間をかけて効果を高めていくのがいいでしょう。
一方で、予算を多くかけられるのであれば、代理店へ依頼することで手間なく効果的な求人活動が行えるようになります。
自社運用のメリット・デメリット
Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)を自社で運用した場合は、以下のようなメリット・デメリットが考えられます。
メリット | デメリット |
---|---|
自社に知識やノウハウを蓄積できる 柔軟な対応が可能 | コストを抑えられる社内の人的リソースを確保しなければならない 余分なコストがかかるリスクもある | うまく採用につなげられない恐れがある
自社で運用する際の主なメリットとしては、コストを安く抑えられる上、運用ノウハウを自社に蓄積できることが挙げられるでしょう。一度自社にノウハウを蓄積できれば、広告費以外の費用は必要なくなるため、代理店へ依頼するよりも圧倒的にコストを抑えられます。
一方で、デメリットとしては、失敗するリスクが挙げられます。うまく採用につなげられなかった場合に、余分なコストが発生してしまうことも考えられるでしょう。
確実性を重視するのであれば、代理店へ依頼するのがおすすめです。
代理店運用のメリット・デメリット
Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)を代理店へ依頼した場合のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
大幅な時間短縮につながる 社内リソースを確保する必要がない 最適なクリック単価で運用できる | 自社に知識やノウハウがなくても、効果的な運用が可能社内にノウハウや知識が蓄積されない 代理店担当者とのやりとりの手間が発生する | コストがかかる
代理店へ依頼する主なメリットとしては、社内リソースがなくても効果的な広告運用を行えることです。専門的な知識やノウハウをもとに、Indeed広告のPDCAを回して効果を最大化できるため、効率的な求人活動を行えます。
一方で、デメリットとしてはコストがかかることが挙げられるでしょう。自社運用ならクリック課金分の費用のみで済みますが、代理店へ依頼した場合には余分に費用(代理店手数料)が発生します。
ある程度の予算をかけてでも確実な広告運用を行いたい場合は、代理店へ依頼するのがおすすめです。一方で、コストをかけずに運用したい場合は、自社運用を行うのがいいでしょう。
>>【Indeed認定パートナー】おすすめ24社!プラチナム・ゴールド・シルバープラス・シルバー
Indeed広告の仕組みと運用・分析のコツまとめ
この記事では、Indeed(インディード)広告(スポンサー求人)の仕組みや効果、運用のコツなどについて解説しました。
Indeed広告を自社で運用する際の主なメリットとしては、コストを安く抑えられる上、運用ノウハウを自社に蓄積できることが挙げられるでしょう。
しかしIndeed広告は、実際に運用しながらPDCAを回し効果を最大化していくのが基本的な運用方法となります。
そのため、専門的な知識やノウハウが必要であったり、人的リソースが必要であったりと、運用において自社への負担がかかるのが難点です。
もし社内リソースが足りないという場合は、Indeed広告の代理店(Indeed認定パートナー)へ依頼するのも一つの手。専門的な知識やノウハウをもとに、Indeed広告のPDCAを回して効果を最大化できるため、効率的な求人活動を行えます。
短期的な運用で確実に人材を獲得したい場合は、代理店運用も視野に入れてみてください。