【企業側】Indeedのスカウト機能で優秀な人材を獲得

求職者に対してダイレクトメッセージを送ることができる「スカウト機能」。活用してみたいけど、利用方法や効果がイマイチわからずに悩んでいませんか。

スカウト機能はIndeedが提供するオプション機能でありながら、Indeed単体では利用することができません。この点が、多くの人が利用方法に悩む原因だと思います。

そこで今回は、スカウト機能の内容や利用手順について解説します。求職者に対して積極的にアプローチしていきたいと考えている人は、この記事でスカウト機能の使い方を理解しておきましょう。

Indeedのスカウト機能とは？欲しい人材にピンポイントで接触できる

スカウト機能はIndeed PLUSの登場により生まれたオプション機能です。欲しい人材にアプローチできるため、よりマッチ度の高い人材の獲得が期待できます。

ここでは、スカウト機能の機能面や効果について説明します。

スカウト機能はどんな機能？

スカウト機能は求職者に対してダイレクトメッセージを送ることができる機能です。

求職者の履歴書やプロフィールなどの情報をもとに候補者を選び、メッセージを送ることができます。

例えば、重要ポジションや専門スキルを必要とする仕事では、未経験者はできる限り避けたいところでしょう。そんな時にスカウト機能を活用すれば、自社の求めるスキルや経験を持っている人材に対して能動的にアプローチできます。

もし求める人材からの応募を獲得できないことに悩んでいる場合は、スカウト機能が打開策の1つになるかもしれません。

スカウト機能の効果とは？

スカウト機能の代表的な効果としては、以下のことが挙げられます。

有料掲載（スポンサー求人）やSEO対策を行ったとしても、自社の求める人材の獲得に繋がらないことはよくあります。そのため応募を待つだけでは、どうしても採用活動を思うように進めることはできません。

しかしスカウト機能を使えば、思いもよらない優良人材と出会えることがあります。

「国家資格を持つレア人材」「募集ポジションの経験者」など、自社の採用条件を満たす人材をスカウト機能を使って見つけてみるのも一つの手です。

Indeedのスカウト機能を活用するには

スカウト機能は、「Airワーク 採用管理*」と「Indeed PLUS*」の組み合わせによって利用することができます。

具体的には、「Airワーク 採用管理」経由で求人を投稿し、有料掲載の設定を行う必要があります。有料掲載が承認されると「Indeed PLUS」が自動的に有効になりスカウト機能も使えるようになる仕様です。

もし使い方がよくわからないという方や、そこまで手間をかけられないという方は、Indeed（インディード）代理店に代行してもらうのもおすすめです。広告費の他、代理店へ支払う手数料コストはかかりますが、その分時間と手間を大幅に削減し、採用活動をしながら自社の業務に集中することができます。

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※Airワーク：採用管理：無料で求人作成から応募者管理までを行える採用支援ツール
※Indeed PLUS：2024年1月30日に始まったIndeedの新しい求人配信プラットフォーム。一度の求人投稿で、Indeed PLUS連携済みの求人サイトへも自動掲載される。

実際にスカウト機能を使ってみる

スカウト機能について理解したところで、早速使ってみましょう。ここでは、スカウト機能の利用手順や注意点、PDCAのポイントなどについて説明します。

実際に使用する前にチェックすることでスムーズに利用できると思うので、ぜひ参考にしてください。

スカウト機能の利用手順

スカウト機能は、「手動アプローチ*」と「自動アプローチ*」の2つの方法があります。それぞれの利用手順について解説します。

※手動アプローチ：求人の募集条件との合致度／類似度が高い候補者をレコメンドして一覧表示
※自動アプローチ：求人の募集条件と合致度／類似度の高い候補者へアプローチを自動送付

手動アプローチの利用手順

利用手順として、手動アプローチの設定は、Airワーク 採用管理ダッシュボードの「候補者」の項目から行います。

それぞれの候補者については、履歴書やプロフィールなどの詳細情報をチェックすることも可能です。

自動アプローチの利用手順

自動アプローチの設定は、Airワーク 採用管理ダッシュボードの「求人」メニューから行います。設定内容は、求人ごとに変更したり、複数の求人をまとめて変更したりと自由に使い分けられます。

注意点としては、設定内容を保存したら、必ず「掲載する」をクリックすることです。「掲載する」をクリックしないと、設定内容が反映されません。

もし手順3で「掲載する*」が表示されない場合は、「保存する」をクリックした後、求人一覧から該当求人にチェックを入れ、上部の「掲載する」ボタンをクリックしてください。

※「掲載する」をクリックして初めて設定内容が反映されます。

【注意点】スカウトメールの送信内容は作成・編集できない

スカウトメールの送信内容は自動的に生成されます。送信内容を作成・編集できると思われている人も多いかもしれませんが、自由に設定できないことはあらかじめ知っておきましょう。

生成された送信内容は、アプローチ設定時に表示されるので、内容に問題ないかを確認するようにしてください。

スカウトメールの効果を高めるためのPDCA

先述のとおり、スカウトメールの内容は変更できないため、改善するポイントとしては以下の点を挙げられます。

手動アプローチ	・求人とマッチ度の高い求職者を探す
自動アプローチ	・アプローチ条件を厳しくしすぎない・スカウトメールを送信するタイミングを変える
手動／自動アプローチ	・求人原稿のクオリティを高める

【手動アプローチ】スカウトメールを送る求職者と求人のマッチ度を上げる

手動アプローチでは、スカウトメールを送る相手を「レコメンド一覧」や「検索」によって自分で選ぶことができます。この時に求職者の詳細情報も確認できるため、自社と相性の良い求職者を見極めることが大切です。

【自動アプローチ】アプローチ条件を厳しくしすぎない

自動アプローチでは、「採用時に求める条件（＝アプローチ条件）」に基づいて、該当する求職者へスカウトメールが自動送信されます。

アプローチ条件は以下のような項目が用意されており、条件に最も合致する求職者に対して優先的に送信する仕組みです。

【設定できるアプローチ条件の一部】

このアプローチ条件が厳しすぎると、スカウトメールがうまくいかない可能性が高まります。条件を厳しくすればするほど、該当する相手が限られてしまうためです。

もし可能であれば、ある程度条件を緩めることも検討してみてください。例えば、マネジメント経験人数を少なく設定したり、勤労状況を「問わない」に設定したりするなど、調整してみるのも一つの手です。

【自動アプローチ】スカウトメールを送信するタイミングを変える

自動アプローチでは、スカウトメールを送信する「曜日」を選択できます。チェックを入れた曜日にスカウトメールが自動で送信される仕組みです。

送信する時間帯を設定できないのが残念なところではありますが、曜日を変更するだけでも改善される可能性はあります。

スカウトメール送信に効果的な曜日を調べてみると、「火〜木がおすすめ」「木〜土がおすすめ」など意見が様々で、どの曜日が効果的なのかを一概に判断することはできませんでした。

当然、職種によって効果的な時間帯が違うことも考えられるので、効果的な曜日に関しては自社で独自に調査するのが良いかと思います。ある程度の期間を決めながら、どの曜日の反応率が高いかを検証してみてください。

【手動／自動アプローチ】求人原稿のクオリティを高める

アプローチ機能では、求人原稿の内容に基づいてスカウトメールの送信先が決まります。
そのため求人原稿を作り込むことで、スカウトメールと求職者のマッチ度を高めることができます。

Indeedのスカウト機能のメリット・デメリット

Indeed（インディード）のスカウト機能のメリット・デメリットは、以下のことが挙げられます。

メリット	デメリット
能動的にアプローチできる  　特別な難しい設定は必要なし  　応募者層を拡大できる  　隠れ優良人材と出会える	有料掲載が必要なためコストがかかる  　ブロックされるリスクがある  　利用できる雇用形態が限られる （正社員・契約社員・アルバイト・パート）

一番のメリットとしては、やはり積極的に求職者にアプローチできることでしょう。スカウト機能を活用することで、今までの利用方法では出会えなかった人材からの応募を獲得するチャンスが生まれます。

求職者の履歴書やプロフィールなどの情報をもとに送信する相手を選べるので、「なかなか相性の良い人材と出会えない」という悩みを抱えている人は、利用してみるのがおすすめです。

一方でデメリットとしては、コストがかかることです。スカウト機能はIndeedの有料掲載（スポンサー求人）に付随するサービスのため、有料掲載の利用が必須です。

Indeedの有料掲載はクリック課金制*のため、最小限のコストに抑えられますが、少なくとも費用が発生することは理解しておきましょう。
※クリック課金制：広告がクリックされたタイミングで初めて広告費用が発生する仕組み

【企業側】Indeedのスカウト機能で優秀な人材を獲得する方法まとめ

スカウト機能は、求職者に対して能動的なアプローチを行えるIndeedのオプション機能です。求人とマッチ度の高い人材に対してスカウトメールを送ることができ、相性の良い人材の獲得が期待できます。

送信日時の選択や、送信内容の作成・編集が出来ないことが難点ですが、少なくとも採用活動の効果を高める一手になるでしょう。

この記事ではスカウトメールの利用手順や注意点、PDCAのポイントなどについても解説しましたので、あらかじめチェックしておくのがおすすめです。

またもう1つの難点としては、スカウトメールを利用するにあたって、Airワーク 採用管理への登録やIndeed PLUSへの連携など、時間と手間がかかることです。社内リソースが不足している場合には、自社の業務に支障をきたすことが懸念されます。

そんなときは、Indeed代理店への依頼も検討してみましょう。Airワーク 採用管理への登録やIndeed PLUSへの連携などを代行してもらえる可能性がありますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。