Indeed(インディード)の掲載料はいくら?他求人サイトへの掲載とどちらがお得?

indeed 掲載料

「インディードは本当に無料で掲載できる?」「他の求人サイトに掲載するよりもコストを抑えられる?」このような疑問を抱えていませんか。

この記事ではインディードで求人掲載する場合にかかる費用の種類や、ビジネスモデルについて解説しています。さらに、インディードに求人掲載した場合と、その他の求人サイトに掲載した場合との費用の比較も行いました。

インディードへ掲載するか、求人サイトへ掲載するか悩んでいる方は、ぜひここでインディードの掲載料についての理解を深めておきましょう!

目次

Indeed(インディード)は掲載料・報酬料・手数料など全て無料

インディードには、大きく分けて2種類の掲載方法があります。無料掲載と有料掲載です。

インディードは掲載料・報酬料・手数料など全て無料

無料掲載の場合は、文字通り掲載するにあたって費用がかかることはありません。登録料や掲載料・成果報酬・手数料などは一切不要です。求人掲載にコストをかけたくない、もしくはコストをかけられないという企業には重宝するでしょう。

ただし無料掲載は、インディードの求人検索で上位表示を獲得するのが難しいため要注意。また時間が経つにつれ、上位表示されにくくなるという難点もあります。そのため求人を新しく作り直したり、ジョブラベルやキャッチコピーなどを活用して求人を目立たせたりするなどの対策を行うことが重要です。

有料掲載の場合は、当然ながら費用がかかります。インディードの有料掲載は「スポンサー求人」と呼ばれる、クリック課金型の広告です。求人がクリックされるたびに広告費が発生しますが、予算の上限を設定できるため予算を超えてしまうことはありません。

また有料掲載にすると無料掲載とは異なり、インディードの求人検索で上位表示させることが可能です。時間が経つにつれ上位表示されにくくなることもなく、手間をかけずに多くのアクセスを集められます。

なぜ、Indeed(インディード)は手数料・報酬なしで運営できるのか?ビジネスモデルについて解説

前述したとおり、インディードは無料で求人掲載できます。そのため、どこから報酬を得ているのかと疑問に思う方もいるでしょう。

また「無料で掲載できるなんて怪しい」と思う方もいるかもしれませんね。

では、インディードはどこから報酬を得ているのでしょうか。ここではインディードのビジネスモデルについて解説します。

またその他求人サイトや他求人媒体のビジネスモデルについても解説しますので、比較したいという方は参考にしてください。

Indeed(インディード)のビジネスモデル・報酬が発生する仕組み

インディードのビジネスモデル・仕組み

インディードは求人に特化した検索エンジンであり、クローラーと呼ばれるロボットがネット上を巡回して求人情報を収集し、一覧に表示させる仕組みです。そのためインディードの求人情報の中には、企業の採用ページへ直接アクセスするケースも見受けられます。

またインディードには、求人を直接投稿できる機能も備わっています。この機能を利用すれば、インディードの管理画面から求人票を作成し、掲載することが可能です。自社で採用サイトを運営する必要なく、自社求人をアピールできるのが魅力です。

インディードは、GoogleやYahoo!の求人版だとイメージすると分かりやすいでしょう。

では、インディードはどこから報酬を得ているのでしょうか。当然ながら報酬なしでは運営を続けることはできません。

インディードには「スポンサー求人」と呼ばれる、クリック課金型の有料掲載(広告)の仕組みがあります。この広告費用がインディードの収益にあたります。

インディードの無料掲載では、検索で上位表示をさせたり維持したりするのが難しいのが実状です。そのため効率的かつ効果的に採用活動を行いたい場合は、「スポンサー求人」を利用するのが一般的です。

他求人媒体のビジネスモデル・発生する費用の種類

他求人媒体のビジネスモデル・発生する費用の種類

他求人サイトや他求人媒体の場合は、掲載料や手数料などを支払い、求人を掲載する仕組みです。掲載にかかる費用の種類は複数あり、各求人サイトで料金形態が異なります。

ここでは各求人媒体それぞれのビジネスモデルと、発生する費用についてご紹介します。

Web求人サイト

Web求人サイトは、求人情報を専門に取り扱うWebメディアです。この媒体には以下の3種類の料金形態があり、掲載を希望する企業はその費用を支払って掲載します。

  • 掲載型(掲載プランに応じて料金が発生)
  • 応募課金型(掲載費用はかからないが、応募があるごとに費用が発生)
  • 入社(内定)課金型(掲載費用はかからないが、採用が決まるごとに費用が発生)

中には上記の料金形態を組み合わせた複合型のサービスもあります。例えば掲載型と入社課金型の組み合わせがあり、掲載料と採用が決まった際の成果報酬を支払うことで掲載可能です。

紙媒体

紙媒体にはタウンワークや求人情報誌、折込チラシ・新聞の求人広告枠などがあります。インターネットが苦手なミドル〜シニア層や、特定のエリアに募集をかけたい場合などに効果的です。紙媒体に掲載する場合は、当然ながら掲載料が発生します。

ハローワーク

ハローワーク(公共職業安定所)は、厚生労働省が運営する雇用サービスです。全国に500箇所以上の施設を設置し、地域に密着した雇用支援を実施しています。

ハローワークへの求人掲載費用は無料です。コストを抑えたい場合や、特定の地域の人をターゲットにした求人を出したい場合に重宝するでしょう。

「ハローワーク インターネットサービス」や「ハローワークの求人情報」などWebサイトやアプリもあるため、インターネットからのアクセスも獲得できます。

エージェント(人材紹介)

人材紹介会社から希望する人材を紹介してもらえるサービスです。人材紹介のプロが登録者の中から自社にマッチする人を見つけてくれるので、納得のいく人材を確保しやすいのが特徴。

エージェントの料金モデルは成果報酬型です。採用が決まるごとに費用が発生します。また費用は職種ごとに異なり、競合性が高いほど手数料も高くなる傾向にあります。

ダイレクトリクルーティング

データベースの中から自社がアプローチしたい人材へ、直接スカウトを送れるサービスです。従来の採用手法では応募者を待つ姿勢だったのに対し、欲しい人材を攻めの姿勢で獲得できます。

ダイレクトリクルーティングで発生する費用はデータベース利用料と成果報酬の2種類です。データベース利用料は先行投資型の料金形態で、あらかじめ数ヶ月〜1年単位で利用料を支払う仕組み。一方で成果報酬型は応募や採用などの成果につながった際に料金が発生します。

ダイレクトリクルーティングを提供するサービスによって、どちらか一方の費用がかかるケースと、両方の費用が発生するケースがあります。

人材派遣・紹介予定派遣

人材派遣会社が、企業へ労働者を派遣する仕組みです。人材派遣と紹介予定派遣は、どちらも雇用主は人材派遣会社となります。

ただし紹介予定派遣の場合は最終的に企業へ直接雇用されることが前提です。派遣期間中に企業と労働者の間で合意が得られると、直接雇用となります。

人材派遣・紹介予定派遣で発生する費用は、<時間単価>✖️<派遣社員の実働時間>です。

転職イベント・合同説明会

合同企業説明会に企業ブースを出展し、来場した就活者に企業の魅力を伝えたり、直接交流を図ったりする形態です。転職イベントや合同説明会で発生する費用は出展料金です。中には出展料金に加えて、成果報酬が発生するケースもあります。

企業としては、就活者と距離の近い交流ができるのがメリット。自社の魅力だけでなく、会社や社員の雰囲気など言葉では伝えるのが難しい部分も伝えられます。

【人事担当必見】インディードと他求人サイトでの費用(掲載費~報酬)比較

インディードと求人サイトは、どちらがお得なのか気になっていませんか。どちらを利用しようか迷っている方は、あらかじめチェックしておきたい項目でしょう。

ここからは、登録から採用までにかかる費用の種類や相場を解説します。また“採用が早く決まった場合”や“複数の求人を掲載する場合”など、状況別にどちらがお得なのかも比較しています。

インディードと求人サイトはどちらがお得?登録から採用までの費用比較

インディードの登録から採用までの費用比較

インディードとその他の求人サイトでは、求人掲載を行う際に発生する費用が大きく異なります。インディードで掲載(無料掲載・有料掲載)した場合と、求人サイトに掲載した場合の費用の違いを表にまとめましたので、費用を比較する際の参考にしてください。

【Indeed(インディード)掲載と求人サイト掲載の費用の相場比較】

媒体費用の相場
Indeed(インディード)無料掲載無料
Indeed(インディード)有料掲載クリック課金:100〜300円/クリック
求人サイト【掲載型】
新卒:80〜300万円/シーズン
中途:20〜100万円/月
アルバイト:2〜40万円/月
【成果報酬型】
新卒:50〜100万円/シーズン
中途:30〜120万円/月
アルバイト:0.6〜5万円/人(応募)
アルバイト: 4〜20万円/人(採用)

上記の費用は、各媒体の相場を掲載しています。サービスにより料金形態や費用が異なるため、利用前に実際の価格を確認するようにしてください。

求人媒体の料金形態の違いがもたらす状況別のメリット・デメリット

求人媒体の料金形態の違いがもたらすメリット・デメリット

続いて、状況別の費用の違いをご紹介します。インディードと他求人サイトそれぞれの料金形態の違いが、状況に応じてどのようなメリット・デメリットをもたらすのかを把握しておきましょう。

ここでは、クリック課金を実施するインディードと、掲載型の料金ブランを提供するリクナビNEXTを例に比較します。

採用が早く決まった場合

求人媒体メリット・デメリット
Indeed(インディード有料掲載は任意のタイミングで停止可能。採用が決まった時点で費用の発生を抑えられる。
リクナビNEXT早く採用が決まっても、契約期間分の掲載料金は発生してしまう。

リクナビNEXT(掲載型の求人サイト)は、掲載期間に対する料金を定額で支払う仕組みです。そのため早い段階で採用が決まったとしても、残りの期間分の掲載料金は返してもらえません。

一方でインディードの有料掲載は、管理画面より好きなタイミングで掲載を停止させることが可能。採用が決まった段階ですぐに停止処理を行えば、それ以上費用が発生することはありません。

複数の求人を掲載する場合

求人媒体メリット・デメリット
Indeed(インディード)・求人票ごとに細かく広告予算の設定が可能。
・広告費や掲載期間を自由にコントロールできる。
リクナビNEXT・募集する求人(職種)ごとに規定の原稿サイズ、掲載期間によって掲載料が発生。
・複数の職種を掲載する場合、その分コストが増える。
例)10種類の求人を掲載する場合
・リクナビNEXT:20万円/求人✖️10=200万円
・Indeed:予算と期間を自社で設定可能

リクナビは、1求人ごとに掲載料が発生します。そして掲載ルールとして、1つの求人原稿に掲載できるのは1社・1職種・1雇用形態のみです。

原稿プランがいくつか存在しますが、安いプランは原稿の規定文字数が少なかったり、掲載枠が小さかったりします。職種や雇用形態の異なる多数の求人を同等のプランで募集すると、コストが2倍・3倍と膨れ上がります。

一方でインディードは、求人票ごとに広告予算と期間を自由に細かく設定可能です。また、数種類の求人票を同等の内容で作成できるため、それぞれの求人原稿の内容や質量に差がなく掲載できます。

応募の集まりやすい職種は予算を低く、集まりにくい職種は予算を高く設定が出来る為、応募に偏りがないようにコントロールして進めることが可能です。

Indeed(インディード)運用代理店を活用しても料金はお得?

インディードの求人広告の運用は、運用代理店を活用するのも一つの手。代行手数料は発生しますが、独自の知見やノウハウにより効果的な運用を行ってくれます。

とはいっても、コスト面でメリットはあるのか疑問に思われるでしょう。そこでこの項では、運用代理店が本当にお得なのかどうかについて検証した結果をご紹介します。

また運用代理店の利用をおすすめする企業の条件についても解説しますので、興味のある方はぜひチェックしてください。

Indeed(インディード)運用代理店は本当にお得?

インディード運用代理店は本当にお得?

以下の表はインディード運用代理店を利用する場合の費用と、求人広告を利用する場合の平均コストを比較した表です。各費用は採用1人あたりにかかる費用(採用単価)を表しています。

採用者1人にかかる求人広告費の比較

Indeed(インディード)運用代理店求人広告費の平均コスト
約9万6000円約47万円(2022年時度)

上記の費用は、以下の前提条件のもと算出した数値です。

【インディード運用代理店を利用する場合の前提条件】

  • クリック単価:100円
  • 応募率:0.5%
  • 採用率:33%
  • 運用代理店手数料:広告費の20%

※クリック率・応募率・運用代理店手数料などは、相場費用を採用

前提条件より、800クリックを獲得できれば1人の採用が決まるという計算になります。そのため、スポンサー求人の広告費用は80,000円。さらに運用代理店の手数料(広告費の20%)を加算すると、約9万6000円となります。

【求人広告費の平均コスト】

マイナビが公表する採用状況の調査資料をもとに、平均コストを算出しました。以下が参照元の資料です。

(参照元:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|マイナビ

Indeed(インディード)運用代理店の費用

インディード運用代理店の費用を数社ピックアップして、以下の表にまとめました。運用代理店によって独自のプランが用意されていたり、初期費用がかかったりするケースがあります。

運用代理店の利用を検討している方は、どの程度の費用感になるのかの参考にしてみてください。

【Indeed(インディード)運用代理店の費用一覧】

Indeed(インディード)運用代理店費用
株式会社ヒューマンワークお試しプラン:150,000円(税抜)
ライトプラン:300,000円(税抜)
スタンダードプラン:500,000円(税抜)
(※掲載費・運用費込み)
株式会社バリューエージェント初期費用:6万円(税抜)
運用費用:広告費の20%(最低5万円〜)
株式会社ネオキャリア運用手数料:広告費の20%
株式会社リクルーティング・デザイン運用手数料:広告費の20%
株式会社Shift運用手数料:広告費の20%
株式会社 人財企画運用手数料:広告費の20%
株式会社アスコム運用手数料:広告費の20%
株式会社フェリクシード運用手数料:広告費の30%
株式会社クイック福岡最低出稿金額:12万円
株式会社アドヴァンテージ運用手数料:広告費の20%

結論:インディード運用代理店はお得になる可能性が高い

検証結果としては、1人あたりの採用コストはインディードの方がお得になるという結論に至りました。その要因には、インディードとその他求人媒体の料金形態の違いが挙げられます。

インディードの有料掲載で発生する費用はクリック課金のみ。運用代理店への手数料が発生するとしても、相場は広告費の20%ほどです。さらに、有料掲載は好きなタイミングで停止することもできます。

そのため余計なコストがかからず、必要最低限の費用で運営できるのが大きなポイントといえるでしょう。

一方でインディード以外の求人媒体では、掲載料や成果報酬などが発生します。また掲載料は決められた期間に対して事前に支払うため、1人の採用が早いタイミングで決まったとしても掲載料が安くなることはありません。

このような違いからインディードの求人広告は、その他求人媒体と比較して低コストになると考えられます。

Indeed(インディード)運用代理店の利用をおすすめする企業の条件

インディード運用代理店の利用をおすすめする企業

インディードで広告掲載費用(または採用活動にかかる人件費)を抑える一番の方法は、質の高い求人を作成すること。そして、少ないクリック数で目標の採用人数を達成することです。

そのためにはPDCAを回して、原稿の改善を行うことが必須となります。

もし以下の条件に当てはまる企業は、運用代理店を活用した方が全体的なコストを安く抑えられる可能性が高まるでしょう。

以下に当てはまる企業は、運用代理店活用がおすすめ
  1. 運用型広告初心者(PDCAを回す知見やノウハウがない)。
  2. インディードの仕組みがわかっていない。
  3. 社内リソースが足りず、運用に十分な時間を当てられない。

実際に効果が出ずそのまま放置されていた求人を、代理店が運用したことで効果が2倍以上になったケースもあるとのこと。

特にインディードの有料掲載では、少ないクリック数で大きな効果を得られれば得られるほど、全体的なコストは下がります。

運用代理店へ依頼すると広告費用に加えて手数料がかかりますが、その分を踏まえたとしてもお得になると想定できます。採用活動に当てる人件費の削減につながったり、生産性が上がったりするというメリットが大きいためです。

代理店運用に関心がある方は、以下の記事でインディード代理店の選び方や選ぶ際のチェックポイントなどを紹介しながら、実績のある24の代理店の特徴をまとめています。ぜひチェックしてみてください。

>>優秀な人材をindeed(インディード)で確保するために必要な事と代理店での運用代行する場合の注意点

採用活動はIndeed(インディード)がおすすめ!

採用活動はインディードがおすすめ!

インディードは、コストを抑えて求人掲載を行うのに適した媒体です。無料掲載では掲載料や成果報酬などは一切不要で、掲載期限もありません。

また、有料掲載を行った場合でも、クリック課金型のためコストを必要最低限に抑えることが可能。さらに有料掲載の停止や再開を任意のタイミングで行えるため、費用や掲載期間を自社でコントロールしやすいのもポイントです。

しかしその反面、サポート面の薄さが難点。その他の求人サイトでは求人掲載に付随して採用支援サービスを提供しているケースが多いですが、インディードではそのような支援サービスがありません。

そのためインディードを利用する場合は、運用代理店をうまく活用することをおすすめします。運用代行へ依頼すれば、インディードに対する専門的な知識やノウハウがなくても、効果的な運用を行えるようになります。

Indeed(インディード)の掲載料や他求人サイトとの費用感の比較まとめ

この記事ではインディードの掲載料について解説するとともに、他求人サイトと比較してどちらがお得なのかの検証も行いました。

結論としては、掲載料を抑えて求人を掲載するならインディードがおすすめです。無料掲載を利用すれば、掲載料や成果報酬を支払う必要なく掲載できます。さらに有料掲載を行った場合でも、クリック課金型のため必要最低限のコストで運用可能です。

またインディードを利用するなら、運用代理店への依頼も検討しましょう。インディードでは求人支援サービスの提供は行っていないため、知識やノウハウがない場合に効果的な運用が難しくなってしまいます。

運用代理店にかかる手数料の相場は、広告費用の20%ほど。“インディード運用代理店へ依頼した場合”と“求人サイトに掲載した場合”の費用を比較してみたところ、インディード運用代理店を利用した方がお得になる期待がもてます。

もしコストを抑えながら、効率的かつ効果的に求人広告を運用したいなら、代理店を活用してインディードへの掲載を検討することをおすすめします。

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