インディードの求人は、運用しながら効果を最大化していく運用型の求人メディアです。そのため自社に専門的な知識を持った人材がいない場合は、運用方法に悩んだり効果的な運用ができなかったりするでしょう。
そこで今回は、インディード運用を検討している人に向けて、運用手順や効果を上げるための方法について解説します。
インディードの運用が初めてだという場合は、ぜひ最後までご覧ください。
Indeed(インディード)社内運用の手順を解説
ここではインディードを自社で運用する人に向けて運用手順を解説します。
インディードの求人は、無料掲載であっても有料掲載であっても、改善を繰り返しながら効果を高めていくことが重要です。
例えば、クリック率や応募率を高めるためには、自社が求める人材が検索するキーワードで上位表示させる必要があります。表示させる検索キーワードは指定できないため、職種名や原稿内にキーワードを入れ込むことで対策しなければなりません。
その他にも求人をクリックさせるために、タグやキャッチコピーを活用し魅力的に見せる工夫も必要です。
自社で運用を行う場合は、これから紹介する手順に沿って求人票の改善を行っていきましょう。
Indeed(インディード)を自社運用する場合の進め方
インディードの求人は、PDCAを繰り返しながら効果を最大化していきます。もし自社での運用を検討する人は、以下の手順で進めていきましょう。
- 採用目標人数を明確化させる
- 求人の運用データ(数値)を分析する
- 数値をもとに改善箇所を策定
- 求人原稿を改善(予算感についても確認)
- 1週間程度の数値の動きを観察
- さらに数値を分析し、改善を実施(予算感についても確認)
効果を上げていくためには、表示回数やクリック率・応募率などの数値を確認し、伸び悩んでいる数値から改善箇所を特定することが大切です。
例えば、数値をもとに以下のような改善箇所が分かります。
伸び悩んでいる数値 | 改善箇所 |
---|---|
クリック率(クリック数) | キャッチコピー キーワード タグ | 職種名
応募率(応募数) | 原稿内容 給与や待遇などの条件 | キーワード
インディードは求人のフォーマットが統一されているため、デザインや構成で差別化することは難しいです。
そのため求人原稿をいかにシンプルで分かりやすく、かつ魅力的に作れるかが大切です。そして正しくキーワード選定を行い、求める人材に求人を露出させられるかが重要なカギとなります。
Indeed(インディード)運用におすすめの機能
それではインディード運用において、とても役立つ機能を紹介します。どちらも管理画面からアクセスできる機能で、求人の効果を分析するのに役立てられます。ぜひ活用していきましょう。
詳細レポート
詳細レポートは、求人やキャンペーンごとに数値の詳細をチェックできるツールです。このツールでは、調べたい数値を自由に絞り込んでパフォーマンス結果を表示させられます。
絞り込める数値は、以下のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
トラフィック | ・合計 ・スポンサー求人 ・オーガニック |
データ絞り込み | ・キャンペーン名 ・勤務地 ・職種カテゴリー ・求人 ・求人掲載元 ・企業名 |
指標の推移 | ・合計 〇表示回数 〇クリック数 〇応募開始数 〇応募数 〇費用 ・求人あたりの平均 〇平均クリック数 〇平均応募開始数 〇平均応募数 〇平均費用 ・コンバージョン率 〇クリック率(CTR) 〇応募開始数(ASR) 〇応募完了率 〇応募率(AR) ・単価 〇クリック単価(CPC) 〇応募開始単価(CPAS) 〇応募単価(CPA) |
このレポートを活用して分析を行うことで、求人の改善につなげられます。
採用市場レポート
採用市場レポートは、インディード内にある求人の規模感を把握できるツールです。職種名や地域を入力すると、下記の情報を閲覧することができます。
項目 | 概要 |
---|---|
市場トレンド | 指標ごとに推移をグラフでチェックできる 【指標】 ・求人あたりの求職者数 ・求職者 ・求人 ・採用企業 |
採用難易度スコア | 求人あたりの求職者数に基づいて、全国平均と比較して算出した数値 |
求人 | クリックされた求人数 |
求職者 | 求人をクリックした人数 |
求人あたりの求職者数 | トラッキングCookieによって識別された、求人あたりのユニークビジター数 |
求職者のデバイス | モバイル端末経由でのクリックの割合 |
平均給与 | 過去36ヶ月間に提供された情報に基づいた平均給与 |
採用企業 | 求人がクリックされた採用企業の数 |
クリック数上位の人気検索キーワード | クリック数の多い関連キーワードのランキング |
特に人気検索キーワードを把握できるのは、求人票の改善に大いに役立ちます。クリック数や応募数が伸び悩んでいる場合は、当レポートのキーワードを参考にするのも一つの手です。
さらに採用難易度を確認できるのもメリットでしょう。難易度の高さに合わせて予算の設定を行えます。
またインディード掲載に対して知見がない場合には、難易度の高い市場で満足のいく結果を得られない場合もあります。その場合は、インディードの認定代理店へ依頼することも検討できます。
Indeed(インディード)を効率的かつ効果的に運用する方法
インディードの求人は一度掲載したら終わりではなく、PDCAを繰り返しながら戦略的に運用する必要があります。
とはいっても、どのように運用すればいいのか迷われるかもしれません。
ここではインディードで求人を運用する一連の流れに加え、集客率・応募率アップを図るための対策についても詳しく解説します。
自社での運用を検討している人は、ぜひ本項を読んでいただき、一連の流れを把握しておきましょう。
Indeed(インディード)で求人を運用する一連の流れ
まずは、戦略の立案>掲載>掲載後のPDCAまで、どのような流れで運用していくのかを解説します。求人掲載が初めての人は、全体的な運用の流れを理解しておきましょう。
大まかな流れとしては、以下の手順で進めていきます。
- 調査
- 原稿作成・掲載
- 運用データをもとに改善策を実施
- さらに効果検証して改善策を実施
このような施策を実行しながら、求人票のクリック数や応募数の改善を図ります。
それでは、各項目についてもう少し詳しく見ていきましょう。
【ステップ①】調査
求人掲載前に調査しておきたい項目は、以下の2つです。
- 求人募集する市場の規模感
- 競合他社と自社の差別化ポイント
上記の調査をもとに、採用までの期間・目標採用人数・ターゲット・予算などを決定していきます。
それでは調査項目について、詳しく解説します。
■求人募集する市場の規模感
まずは掲載する市場の規模感を調査します。知りたい情報としては、「求職者数」と「募集企業数」です。つまり、求人募集を行う市場のニーズと競合性の度合いを把握するということです。
規模感については、Indeed管理画面にある「採用市場レポート」でも調べることができます。また業界の動向などを分析し、募集をスタートするベストな時期を把握しておくことも大切です。
■競合他社と自社の差別化ポイント
次に把握しておきたいのは、自社のアピールポイントです。そのためには、他社求人の待遇面や仕事内容を調べて比較します。これにより、採用難易度の把握をし、自社のアピールポイントの仮説を立てます。
もしアピールポイントの精度を高めたいという場合は、「採用市場レポート」で人気検索キーワードを調べるのもおすすめです。クリック数が多いキーワードがランキング形式で表示されるため、求職者のニーズを把握するのに役立ちます。
面白いのが同じ職種であっても、地域によって検索キーワードが異なることです。例えば、「コールセンタースタッフ」で調べた結果を見てみてください。
コールセンタースタッフ / 東京 | コールセンタースタッフ / 愛知 |
---|---|
1.コールセンター 2.完全在宅 3.コールセンタースタッフ 4.在宅 5.フルリモート 6.在宅ワーク 7.テレアポ | 1.コールセンター 2.コールセンタースタッフ 3.パート 4.テレアポ 5.中高年 6.短期 7.アルバイト |
東京では在宅ワークの働き方のニーズが強く、愛知ではパートや短期・アルバイトなど非正規雇用での働き方のニーズが強いことが分かります。
このように職種によっては、地域ごとに求職者ニーズが異なる場合があります。求職者ニーズを把握することで、自社のアピールすべきポイントも絞り込みやすくなります。
【ステップ②】原稿作成・掲載
続いて調査結果をもとに、原稿作成を行います。原稿内容は応募率に大きく影響を与えるため、仕事内容を具体的に伝えるとともに、自社の訴求ポイントも意識して作成しましょう。
中でも特に求職者が重視する傾向にあるのが仕事内容と待遇面(給与・昇給の有無など)です。これらの内容が曖昧だと応募につながらないため要注意。
仕事内容に関してはただ業務を羅列するのではなく、業務の目的や体制など、求職者がイメージしやすいような情報を記載することが重要です。
またクリック率に影響を与える、「職種名」の書き方にも注意してください。職種名はわかりやすさと具体性がとても大切です。
以下に良い例と悪い例を表にしましたので、参考にしてください。
◯良い例 | ×悪い例 |
---|---|
「ゲーム開発に関するWebライター」 「結婚相談所アドバイザー・営業担当」 「SNS広告・YouTube広告のWebマーケティング」 | 「Webメディアのライター」 「営業スタッフ」 「Webマーケティング」 「オープニングスタッフ!未経験OK」 |
良い例は、職種と業務内容が一目でわかります。一方で悪い例は、職種は分かるものの業務内容がいまいちイメージしにくいです。
また職種名には「オープニングスタッフ」や「未経験OK」など、仕事内容に無関係な情報は入れないようにしましょう。インディードの掲載基準を満たせず、求人票としての評価が下がってしまう恐れがあります。
実際に掲載基準には、以下のように明記されています。
Indeed では、職種名と仕事内容が詳細かつ正確であり、適切な形式で記載されている求人を評価します。
クリックベイトや仕事内容に無関係な詳細は職種名に含めないようにしましょう。仕事内容には主に職務の詳細について記載し、求人とは無関係な職種や企業情報には焦点を当てないでください。
(引用:求人掲載基準|Indeedサポート)
求人原稿はとにかく明確かつ具体的に記載し、その上で自社のアピールポイントを訴求するように作成しましょう。
【ステップ③】運用データをもとに改善策を実施
運用を開始したら、表示回数やクリック率・応募率などの数値をチェックすることが大切です。これらの数値は、インディードの管理画面から確認できます。
そして伸び悩んでいる数値をもとに、改善策を立案し実行に移します。
【ステップ④】さらに効果検証して改善策を実施
改善策の実施後は、もう一度運用データのチェックを行い、効果検証と新たな課題がないかの分析を行います。
分析を行う際は、以下のことを中心に考えるのがおすすめです。
- 同職種・業界の市場動向のチェック
- 求人の条件面の見直し
- ターゲットへの訴求内容の見直し
上記をもとに改善できる部分がないかどうかを確認し、改善策を立案します。
その後は【ステップ③】と【ステップ④】を繰り返し行い、求人広告の効果の最大化を図っていきます。
Indeed(インディード)で求人の効果を高めるための施策
ここまで一連の流れを解説しましたが、ここからは求人の効果を高める施策に焦点を当てて解説します。
上記の3点に分けて解説しますので、具体的な対策を行うための参考にしてください。
- 集客率を上げる
- 応募率を上げる
- その他にできること
【施策①】求人票の集客率を上げる
求人票の集客率を上げるためには、検索結果で上位表示させることが重要です。
インディードを利用する求職者は意欲の高い人が多いため、2ページ目・3ページ目も閲覧される可能性はありますが、1ページ目と比較すると閲覧数は大幅に減ってしまいます。
検索結果で上位表示させるための施策としては、以下の4つが挙げられます。
- 検索キーワードを正しく選定して原稿内に含める
- 有料掲載(スポンサー求人)で求職者を集める
- 予算の調整を行う
- 求人票を更新する
1つずつ解説していきます。
1. 検索キーワードを正しく選定して原稿内に含める
インディードでは、キーワードによって求人票が検索されます。そのため自社求人に該当する検索キーワードが職種名や求人原稿内に使われていなければなりません。
また選定するキーワードは、実際の検索ニーズをもとに正しく選ぶことが大切です。例えば、先に挙げた例をもう一度見てみてください。
コールセンタースタッフ / 東京 | コールセンタースタッフ / 愛知 |
---|---|
1.コールセンター 2.完全在宅 3.コールセンタースタッフ 4.在宅 5.フルリモート 6.在宅ワーク 7.テレアポ | 1.コールセンター 2.コールセンタースタッフ 3.パート 4.テレアポ 5.中高年 6.短期 7.アルバイト |
もし東京でコールセンタースタッフの募集を行う場合は、「完全在宅」「在宅ワーク」などのキーワードを原稿内に入れた方がアクセスを集めやすくなります。
一方、愛知で募集を行う場合は、「パート」「短期」などのキーワードを使うとアクセスを集めやすくなります。
このように職種と地域などの条件によって、検索されるキーワードが異なることを理解しておきましょう。
また掲載順位を上げるためには、検索キーワードと原稿内容のマッチ度も重要です。検索キーワードをもとに、原稿内容の調整も行うようにしてください。
2. 有料掲載(スポンサー求人)で求職者を集める
有料掲載は、インディードで効率よく求職者を集めるために欠かせない方法です。
インディードの検索結果には「スポンサー求人枠」が設けられており、有料掲載することで検索上位に表示させられます。
しかも発生する費用はクリック課金のみ。掲載料や成果報酬などの費用は一切発生しません。求人票(広告)がクリックされた時にだけコストがかかるので、最小限の費用で運用できます。
スポンサー求人の運用手順や、無料掲載との比較、実際に利用した企業の声などについては以下の記事にまとめましたので、有料掲載を検討している人はぜひ併せてご覧ください。
>>Indeed(インディード)広告の仕組みと運用・分析のコツを解説
3. 予算の調整を行う
なかなか掲載順位が上がらない場合は、予算の見直しを行うのも一つの手です。なぜならインディードでは、クリック単価が高い求人が上位表示される仕組みだからです。
特に競合が多く、採用難易度の高い市場では、クリック単価が全体的に高くなる傾向にあります。そのため設定した予算が低いと、掲載順位が上がりにくくなってしまいます。
採用難易度はインディード管理画面の「採用市場レポート」から確認できるので、1つの目安として参考にするのがおすすめです。
4. 求人票を更新する
無料掲載を行っている場合に限りますが、求人票を更新することで掲載順位を上げられる可能性があります。実はインディードの仕組み上、新しい求人が検索上位に表示されるようになっています。
そのため求人を掲載してから時間が経つにつれ、検索上位を獲得できる確率はどんどん低くなってしまいます。
しかし求人票を作成し直すことで、そのデメリットに対して対処可能です。さらに「新着」マークが付き目立ちやすくなるため、マークが付与される1週間はクリック率も高くなる傾向にあります。
【施策②】求人票の応募率を上げる
応募率の改善に役立つ施策は様々ですが、ここでは以下の方法についてご紹介します。
- 求人原稿の見直し
- 企業ページの作成
- 人気マークの獲得
- カンタン応募の活用
インディードには人気マークやカンタン応募などの独自機能もあるため、それらの機能も活用して応募率を高めていきましょう。
1. 求人原稿の見直し
求人原稿を見直す際は、以下の点に着目してみてください。
着目する点 | 改善案 |
---|---|
訴求内容が他社と被っていないか | 他社にない自社の魅力を洗い出し、魅力を訴求できる原稿に修正 |
求職者の属性に合っているか | キャリアアップ重視、ライフバランス重視など、求職者の属性に合わせた原稿に修正 |
原稿内容は明確かつ具体的か | 仕事内容、残業時間の有無、昇給・賞与などを具体的に記載する |
インディードはテンプレートが統一されているため、求人票の内容で採用の成功が大きく左右されます。そのため、他社の求人よりも求職者のニーズに刺さる原稿作成が必要です。
また上記のことを意識して原稿作成を見直すことで、自社に合った求職者からの応募を獲得できる可能性が高まります。余計なメール対応や面接対応が少なくなり、採用コストの削減にもつながります。
2. 企業ページの作成
企業ページの作成もおすすめです。求人が気になった求職者は、高い確率で企業ページも閲覧します。
これは「採用されたあとのミスマッチを防ぎたい」「雰囲気の良い会社で働きたい」など、求職者が企業に求める魅力を確認したいためです。
特に現在では企業ページを設定していない企業も多いため、作成するだけでも他社との差別化になるでしょう。
ちなみに企業ページとは、インディード内に掲載できる採用ホームページのようなものです。
- 企業情報
- 企業の魅力
- クチコミ
- 給与
- 求人
- 質問箱
- 面接に対する求職者の評価
- 写真
企業ページでは、これらの情報を掲載することができます。
動画や写真なども投稿できるため、求人票では伝えきれない魅力をアピールできるのがメリットです。
企業ページでの情報発信は応募への後押しとなり、応募率アップが期待できます。企業ページで応募率を上げる方法については、以下の記事でも触れているので、ぜひ参考にしてください。
>>【クリック率・応募率UP】Indeed(インディード)のキャッチコピーや求人票、企業ページの書き方
3. 人気マークの獲得
インディードには、「人気」「超人気」と2種類の特殊なマークがあります。スマホアプリのみで有効となりますが、紫色の炎アイコンとともに「人気」「超人気」のテキストが表示され、視覚的な差別化を図ることが可能です。
また信頼度の高い企業だと判断される可能性も高く、認知度の低い企業にとっては信頼性の獲得にもつながると言えるでしょう。
とはいっても、企業側で自由に設定することはできません。
正式には公開されていませんが、人気マークの獲得は、求職者にお気に入り保存された数が影響していると考えられます。実際に調べてみると、以下の基準があることが分かりました。
マークの種類 | お気に入り保存数 |
---|---|
人気マーク | 3〜9人 |
超人気マーク | 10人 |
人気マークの概要やメリット、獲得するための対策については以下の記事にまとめています。より詳しい情報は、こちらをご覧ください。
>>Indeed(インディード)の人気マーク・超人気マークとは?マークの仕組みからメリットまで解説
4. カンタン応募の活用
カンタン応募は、履歴書なしで応募できるインディード独自の仕組みです。企業側がこの機能をONにすると、求職者は「Indeed 履歴書」のみで応募できるようになります。
「Indeed 履歴書」はインディード内に保存され何度も使い回しできるため、履歴書を作成する手間が一度で済むのです。これにより求職者は、ワンタップで応募できるようになります。
企業側が「カンタン応募」をONすることで、応募のハードルを下げることができ、応募率アップが期待できます。
また「カンタン応募」OKな求人にはマークも付与されるので、他求人の差別化にもつながるでしょう。
【施策③】その他にできること
その他にできることとしては、以下の2つが挙げられます。
- 求職者への積極的なアプローチ
- 応募者への迅速な対応
1つずつ詳しく解説していきます。
1. 求職者への積極的なアプローチ
インディードは受け身だけでなく、攻めの採用活動を行えるのもポイントです。スカウトメールを活用すれば、自社とマッチ度の高い求職者に対してダイレクトメールを送ることができます。
スカウトメールは求職者のプロフィール情報に基づいて行えるため、求める人材に直接アプローチできるのが大きなメリットです。
メッセージの送信方法は、「一括」と「個別」の2種類があります。
一括メッセージでは、特別感の演出は難しいですが、大多数に対して効率よくアプローチできます。そのため、採用予定人数が多い企業におすすめです。
一方で、採用予定人数が少ない企業は、個別メッセージがいいでしょう。一人一人に違った内容を送れるため、魅力的なアプローチを行いやすいです。
2. 応募者への迅速な対応
さらに求人の効果を高めるためには、応募者との接続率を高めることも大切。
そのためには応募者への連絡をこまめに行ったり、早めの返信を心がけたりしましょう。時には電話での接触を図ることも必要です。
インディードへ掲載している企業の中には、応募に対する返信を送らず、1週間ほど経って書類選考結果を送信するケースもあります。
そのような場合、当然ながら応募者は不安を抱いてしまうため、次の採用ステップへ進んでもらえる可能性が低くなってしまいます。
このようなもったいない状況を避けるために、応募者とは必要に応じてこまめに連絡をとり、信用性の高い企業だと判断してもらうようにしましょう。
状況に合わせてIndeed(インディード)を社内もしくは代理店で運用する
インディードを自社運用するか、代理店へ依頼するか迷われる人も多いでしょう。基本的にはインディードの知識・ノウハウがない場合は、代理店へ依頼する方が効果的です。
運用業務を任せられる上に、採用に至るまでのスピードも早くなるため、トータルコストも安く抑えられるでしょう。
ただし代理店には、それぞれ料金体系が決められており、採用人数や利用期間などによっては余計なコストが発生してしまうケースも考えられます。
そこでここでは、状況別に自社運用にすべきか、代理店へ依頼すべきかについて解説します。
【状況①】採用予定人数(1人 or 複数)
採用予定人数が1人で、長い期間をかけてゆっくりと採用活動を行う予定であれば、自社運用でいいでしょう。インディード求人のノウハウを社内に蓄積できる上に、代理店への依頼費用もかかりません。
一方で採用予定人数が多い場合は代理店運用をおすすめします。採用予定人数が多くなれば多くなるほど、応募者管理や面接などの業務量が増えて必要なリソースが増えるため、代理店へ依頼した方が効率的です。
代理店によっては、応募者受付代行や採用後の人材定着支援まで対応してくれるケースがあります。そのような代理店へ依頼すれば、社内リソースを節約でき、本来集中すべき業務にリソースを当てられます。
【状況②】Indeed(インディード)の利用状況(単発 or 継続利用)
利用状況においては、コスト面を重視するか、効率性を重視するかで運用方法が異なるでしょう。
コスト面を重視するのであれば、以下のような運用方法がコストを抑えられます。
利用状況 | 運用方法 |
---|---|
単発 | 代理店運用 |
継続 | 自社運用 |
継続利用する予定であれば自社運用を行い、インディードの知識やノウハウを社内に蓄積した方が、最終的にコストを抑えられます。
一方で効率性を重視するなら、どちらのケースも代理店へ依頼するのがおすすめです。
利用状況 | 運用方法 |
---|---|
単発 | 代理店運用 |
継続 | 代理店運用 |
原稿作成から広告運用まで一気通貫で依頼できるため、採用活動の手間を大幅に削減できます。
【状況③】人材の質(緊急で採用したい人材 or 優秀な人材)
優秀な人材を確保したいなら、代理店へ依頼するのがおすすめです。
- 求人広告専門のライターによる求人原稿作成
- 自社に最適な求人媒体の提案
- 最適なキーワード選定と上位表示の獲得
これらのようなプロによる専門性の高いサポートを受けられ、自社の求める人材を獲得しやすくなるでしょう。
また人材定着支援まで対応可能な代理店へ依頼すれば、せっかく採用した優秀な人材を逃してしまうリスクも軽減できます。これにより、採用コストが膨らむリスクも抑えられます。
一方で、急な従業員の退職などの理由により、緊急で採用したい場合は自社運用も検討するとよいでしょう。代理店へ依頼した場合は、どうしても社外とのやり取りが発生するため、スピード感に欠けてしまう場合もあります。自社運用の場合、社内での優先度を高めることによりスピード感をもった採用活動を行うことができます。
【状況④】リソースの有無(余裕がある or 余裕がない)
社内リソースの有無は、代理店を利用すべきかどうかの選択に大きな影響を与えます。
社内リソースに余裕がない場合は、代理店へ依頼するのがおすすめです。
求人原稿の作成から広告運用まで一気通貫で依頼できるケースが多いため、採用活動にあてるリソースを大幅に抑えられます。
特に自社にインディードのノウハウがない場合は、人材育成にかかるコストの削減にもつながります。
一方で社内リソースに余裕がある場合は、自社運用でもいいかもしれません。代理店へ依頼する費用を削減できるだけでなく、インディードの知見やノウハウを社内に蓄積できるメリットもあります。
代理店へ依頼することなく優秀な人材を確保できるようになれば、採用コストを大幅に抑えることができるでしょう。
自社に合った代理店にIndeed(インディード)の運用を任せる
もし自社にインディード運用の知見を持った人材がいない場合や、社内リソースが不足している場合、最初から効果的な運用を行いたい場合は、代理店へ依頼するのがおすすめです。
とはいえ、コストがかかるため慎重に検討したいと思うでしょう。ここではインディード代理店へ依頼するメリット・デメリットについて紹介しますので、検討する際の参考にしてください。
【代理店運用するメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
---|---|
・初めから効果の高い運用が期待できる ・求人票や企業ページの作成をプロに任せられる | ・プラスでコストがかかる ・修正が必要な場合に若干のタイムラグが生じる ・社内にノウハウが蓄積しづらい |
インディード代理店では、運用実績の豊富な担当者が、企業の要望に沿った形で広告運用を行います。本来なら専門的な知識や経験が必要な戦略立案・予算配分・PDCAなどの業務を、運用のプロに任せることができます。
さらに代理店によっては、求人票や企業ページの制作まで対応可能なケースもあります。求人広告専門ライターに効果の高い原稿作成を任せられたり、魅力的な企業ページの制作を依頼したりできます。
一方でデメリットは、余分にコストがかかることです。代理店へ依頼した場合、基本的に広告費と運用手数料が発生します。
また求人原稿の修正が必要な時には、代理店とのやりとりが必要です。そのためタイムラグが発生し、柔軟性にかけてしまうのもデメリットとして挙げられるでしょう。
とはいえ運用代理店へ依頼する方が、効果を得られるまでの時間は圧倒的に早くなり、社内リソースも節約できます。
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Indeed(インディード)の運用方法を解説。応募者を増やすコツまとめ
インディードは運用型の求人媒体のため、専門的な知識・ノウハウ・経験が必要となります。自社運用を検討している人は、運用の流れを把握していただき、実際に運用を開始してみてください。
初めから満足のいく効果を得ることは難しいですが、運用実績を重ねていく中で効果を高めていくことができます。
運用リソースが不足している、知見がないなど、採用活動はしたいものの課題が多い場合、インディード代理店へ依頼することも検討してください。